介護職員初任者研修

2013年度より、「介護員2級養成研修(2級ヘルパー養成講座)」は「介護職員初任者研修」になりました。

◆なぜシステムが変更されるのか
高齢化が進む中、必要とされる介護内容も多様化している事から、より高度な技術や知識を持った介護職員が求められており、介護職員のキャリアパスを明確にし、介護の仕事で生涯働き続けられる見通しをつけられるようにするための制度改変です。

現状の制度では、「介護福祉士」を目指す人にとっては、最初にとった資格に関係なく様々な経路があった為、学ぶ内容が重複するなど養成体系が複雑でしたが、新制度では養成体系が整理され、段階的にスキルアップする事で、自分が目標とする資格を目指す事が出来ます。
 
◆新しい資格制度の主な概要
1. 介護員2級養成研修(2級ヘルパー養成講座)」は、「介護職員初任者研修」という名称に改められ、内容も他の研修と連動するよう見直されています。
2. 「介護職員基礎研修」と「ホームヘルパー1級」は廃止され、新たに「実務者研修」という資格が設けられます。
3. 働きながら介護福祉士を取得する場合、3年の実務経験(※)に加え、6ヶ月以上の実務者研修の受講が義務付けられます。
4. 養成施設において、介護福祉士取得に必要な知識及び技能を修得した方も、国家試験の受験が必要になります。
5. 新たな資格として認定介護福祉士(仮称)が設けられます。
現在の制度では、国家資格の「介護福祉士」になる為の受験資格として「実務経験3年以上(※)」の要件を満たしていれば、ホームヘルパー資格の「介護職員基礎研修」「1級」「2級」のどの段階からでも受験する事が出来ましたが、平成28年1月からは、一元化された「介護職員初任者研修」修了後、実務経験3年(※)に加え、養成施設等において6ヵ月の「実務者研修」を修了する必要があります。
介護福祉士の国家試験では筆記試験と実技試験が行われますが、6ヵ月の実務者研修を受講した場合、実技試験が免除されます。
ホームヘルパー2級の修了者は、平成25年度以降は初任者研修の修了者としてみなされ、引き続き働くことができます。
(※)実務経験3年以上とは
業務従業期間 3年(1,095日)以上 で、かつ従事日数 540日以上 が必要です。
◆「ホームヘルパー2級」と「介護職員初任者研修」の研修内容の違いについて
どちらも研修時間は130時間ですが、大きな違いとして「ホームヘルパー2級」のカリキュラムは30時間の「施設実習」があり、全課程を受講すれば、どなたでも「ホームヘルパー2級資格」を取得出来ましたが、「介護職員初任者研修」のカリキュラムでは30時間の「施設実習(介護施設実習(16H)・通所介護施設見学(6H)・訪問介護への同行(8H))」が、8時間の「特養等施設見学・訪問介護事業所等見学」になった事と、全課程修了後「修了試験」が行われる事になりました。

ホームヘルパー2級 介護職員初任者研修
研修時間 130時間 130時間
施設実習 あり(30時間) あり(8時間)
筆記試験 なし あり(全過程終了後)
※自治体によっては施設実習が必須ではない場合もあります。 

修了試験について 「試験」があると言っても、「試験で合格出来なければ資格が取れないのでは?」と心配する事はありません。
受講期間中に学習した内容を理解出来ているかどうかを確認する試験ですから、試験終了後に点数不足の方には補講を行いますので、
130時間の講習を修了された方は原則として合格します。

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