介護・福祉に関わるみなさんの声を聞く「お話会」を開催しました
2026年5月16日、介護や福祉の現場で働くみなさん、そして介護サービスを利用されているご家族のみなさんにお集まりいただき、意見交換の場「お話会」を開催しました。
どんな集まりだったの?
普段なかなか話す機会のない「現場の本音」を聞かせていただきたいという思いから、今回のお話会を企画しました。介護従事者の方々、訪問介護を利用しているご家族の方々にご参加いただき、現場での経験や日ごろ感じていること、困っていることなどを率直にお話しいただきました。
現場からの声
介護で働くみなさんから
「やってあげたいのに、法律の関係でできないことがある」という声が印象的でした。
たとえば、利用者さんのためにもっと丁寧にケアをしたい、もっとさまざまなサポートをしたい、という気持ちはあっても、制度上の制約からできないことがある――そんなジレンマを多くの従事者の方が感じていることがわかりました。
また、新しく入ってきた方が長く続けられるような仕組みや、働くモチベーションを高める職場づくりが必要だという意見も多くありました。
ご家族のみなさんから
訪問介護を利用されているご家族からは、「ヘルパーさんによって対応に差がある」「掃除できる範囲が限られていて、融通がきかないと感じることがある」といった声をいただきました。サービスの質をもっと安定させてほしい、費用に見合ったケアを受けたいという切実な思いも伝わってきました。
介護業界が抱える課題
お話を通じて、介護業界全体が直面しているいくつかの課題が見えてきました。
人手が足りない
介護の仕事はやりがいがある反面、身体的・精神的な負担が大きく、離職率が高い状況が続いています。人材派遣会社への依存が増え、コスト面でも課題が生じています。
スキルや経験の差がある
働く人のスキルや経験によって、提供されるサービスの質に差が出てしまっています。新しく入った方が安心して学べる環境や、段階的にスキルアップできる仕組みが求められています。
制度と現場のズレ
「もっとこうしてあげたい」という現場の思いと、法律や制度のルールがかみ合っていないケースが少なくありません。現場の実態に合った制度のあり方を考えていくことも大切です。
「受けたい・やってみたい」プログラムのアイデアも
お話会では、「こんな講座や活動があったらいいな」という声もたくさんいただきました。
- ヘアカット・メイク・ネイルなど、見た目を楽しむケア
- 健康体操・ダンスなど、身体を動かす活動
- マッサージやアロマを取り入れたリラクゼーション
- 口腔ケアに関する知識
- コミュニケーションや心理的なアプローチを学ぶ講座
施設での生活をより豊かに、そして働く人にとっても楽しくなるような取り組みへの期待を感じました。
これからに向けて
今回のお話会で聞かせていただいた声は、私たちの今後の活動の大切な指針になります。
介護に関わるすべての人が「もっとよくしたい」という気持ちを持ち続けられるように。ケアを受ける方が、毎日を豊かに過ごせるように。現場の声を大切にしながら、一歩一歩取り組んでいきたいと思います。
ご参加いただいたみなさん、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
ケアポート事業準備チーム
